IR資料作成の工数削減とクオリティ向上を両立する方法とは? 投資家に伝わる資料作成をデザインやPR・マーケティングのプロが代行の可能性も踏まえて考えてみる
はじめに:決算シーズン、IR資料作成でよく聞く悩みを整理 四半期ごとの決算発表、株主総会、個人投資家向け説明会……。IR(インベスター・リレーションズ)部門や経営企画部の皆様にとって、資料作成業務は年間を通じて大きなウェイトを占める業務です。 特に近年では、財務情報だけでなく、非財務情報や成長戦略を...
四半期ごとの決算発表、株主総会、個人投資家向け説明会……。
IR(インベスター・リレーションズ)部門や経営企画部の皆様にとって、資料作成業務は年間を通じて大きなウェイトを占める業務です。
特に近年では、財務情報だけでなく、非財務情報や成長戦略を「いかに分かりやすく伝えるか」というストーリーテリングやデザインの重要性が高まっています。しかし、現場では以下のようなお悩みをよく耳にします。
今回は、こうした課題を解決し、「コストを抑えつつ、投資家に響くハイクオリティなIR資料」を作成するためのポイントと、アウトソーシング(外注)の活用法について解説します。
ただ数字を羅列するだけでは、企業の魅力は伝わりません。
競合他社の情報も参考にしつつ、現在求められているIR資料のスタンダードを整理してみましょう。
文字ばかりのスライドは、読み手にストレスを与えます。財務データや事業モデル、市場環境などの複雑な情報を、グラフやインフォグラフィックを用いて直感的に理解できる形に変換することが重要です。視認性の高いデザインは、投資家の理解を助け、信頼感の醸成に繋がります。
数値報告だけでなく、「自社がどこへ向かっているのか」という未来のストーリーが必要です。事業戦略や成長シナリオを、論理的かつ情緒的に伝える構成力が求められます。
IR資料は、投資家に対する「企業の顔」です。フォント、配色、トンマナ(トーン&マナー)が企業サイトやブランドイメージと統一されていることで、企業としてのプロフェッショナリズムとブランド価値を印象づけることができます。
社内リソースだけでこれらを実現するのが難しい場合、外部パートナーへの依頼が有効です。しかし、検索して出てくる業者は多岐にわたり、どこに依頼すべきか迷われることも多いでしょう。主な依頼先は以下の3パターンに分類されます。
| 依頼先タイプ | 特徴 | メリット | デメリット・懸念点 |
|---|---|---|---|
| IRコンサルティング会社 | 戦略立案から開示支援まで包括的に行う | 専門性が高く、内容の相談から可能 | 費用が高額になりがち。元となる情報は社内にある場合、オーバースペックになることも |
| フリーランス・個人 | クラウドソーシング等で依頼 | 費用が安く、納期も融通が利きやすい | 品質のバラつき、機密情報保持の不安、急な連絡不通などのリスクがある |
| 制作・デザイン会社 | 資料のデザイン・構成修正に特化 | デザイン性が高く、コストパフォーマンスが良い | 財務知識が全くない会社の場合、意図を汲み取ってもらえない可能性がある |
「情報は社内でまとまっている。必要なのは、それを分かりやすく魅力的にアウトプットする技術だ」
という企業様の場合、高額なコンサルティングよりも、デザインとコミュニケーションに強い制作パートナーを選ぶことが、コスト削減とクオリティアップの近道です。
私たちは普段、企業のブランディングやマーケティング支援を行っています。その知見を活かし、単に綺麗にするだけでなく、「この情報は誰に、どう伝われば効果的か」という視点でIR資料をブラッシュアップします。
フリーランスに依頼するような不安(品質・セキュリティ・納期)を解消しつつ、大手コンサルティング会社のような過剰なコストをかけずにご依頼いただけます。各分野のプロがチームで対応するため、安定したクオリティでスピーディーな納品が可能です。
など、お客様の現状の課題やリソースに合わせて柔軟にサポートいたします。
IR資料作成の工数を削減し、空いた時間を投資家との対話や本質的な戦略検討に充てること。そして、資料そのもののクオリティを上げ、企業の魅力を正しく伝えること。
この2つを両立させるためには、自社に合った適切な外部パートナー選びが重要です。
「社内にはデザイナーがいない」「相談できる相手がいない」とお悩みのご担当者様、ぜひ一度WONDERHOODSにご相談ください。複雑な情報を整理し、御社の価値を最大化する資料作りをお手伝いします。