「TREND WATCH TOKYO」でWONDERHOODSの取材記事が公開されました。
バイリンガルのコミュニケーションスペシャリストであるRoselle Kingsbury氏が運営するPR/コミュニケーションブログ「TREND WATCH TOKYO」でWONDERHOODSが提供するサービスについて、インタビューしていただきました。
佐々木はフラワーショップのブランディング事例を、浅野は広告やPR業界が抱えるサイロ化の課題を中心にコメント致しました。ぜひご一読下さい。
TREND WATCH TOKYO:「かゆいところに手が届く」クライアントコミュニケーションこそがプロジェクトの成功を決める
【浅野】コロナとは関係のない話なのですが、PR(広報)という限られた視点からだけでなく、営業やマーケター、ビジネスディベロッパーといった多角的な視点からコミュニケーション全体を俯瞰できる存在にならなければと感じています。
これは代理店に在籍していた頃から感じていたことなのですが、日本のコミュニケーション業界では、マーケティングや広告、PR、インサイドセールス、ブランディングが業務ごとにサイロ化しています。そのせいで、本来であれば商品やサービスを訴求するために何をするかを横断的に議論し、幅広い選択肢の中から最善策を決定すべきタイミングで、それを実施できる人や会社、代理店が非常に少ない。広告は広告、PRはPR、デジタルマーケティングはデジタルマーケティングと、それぞれの立場からのみ意見やアイディアを主張しており、結果としてクライアントが望むコミュニケーションを実現できない、といったケースを多く見てきました。そういった意味で、佐々木と創業したWONDERHOODSでは、マーケテイングコミュニケーションを俯瞰的に捉え、状況にあった無駄のない戦略の立案、遂行に寄与できるよう、自分たちのスキルや知見を柔軟に、そして幅広く伸ばしていきたいと考えています。
[佐々木]創業30年以上になるフラワーショップのブランディングです。ブランディングに伴い、店舗、ロゴ、ツール類、ホームページ等を一からリブランディングし、従来のお客様に加え、新たな年齢層(20代〜30代)やエリアからのお客様の獲得を目指しました。直面した課題で最も大きかったのは、創業30年以上のなかで培ってきた企業理念やブランドイメージは崩さず、既存のお客様にも親しみを持ってもらいながら、新たなお客様へは新鮮で魅力的に見え、且つ既存のイメージとは変わった印象を持たせたい、という難易度の高いご要望をクライアントからいただいた事です。
TREND WATCH TOKYO: インタビューより
ここで気をつけたのは、クライアントのご要望をお聞きしつつ、全てのご要望を安易に受け入れないということでした。お客様との相談に一番時間をかけ、企業理念、大切にしていること、現状の良い点、問題点をしっかりヒアリングすることで、まずは何から手をつけるべきなのか根本の問題点を洗い出し、本当に全体的にリブランディングする必要があるのか?という点すらも常に話し合い、進むべき方向性をクライアントと共に見定めました。結果、『お客様に安心される高い技術力』を新たなブランディングイメージの随所に活かすことが決定しました。これは既存のお客様との関係性を築くのに大きく役立ったと自負しています。またそのうえで、ロゴからホームページに至るまで、全てを1から作り直すリブラディングを実施しました。よって既存のお客様への信頼感は残しつつ、新たなお客様獲得へ繋がり、新たなお客様の中のリピーター率は80%以上という良い結果へつなげることができました。