リアクティブPRが必要な企業とは | 日本でリアクティブPRを行う際にパートナーとして選ぶべきPR代理店の能力や要件
リアクティブPRとは、世の中での出来事やニュース、トレンドに対応して行うPR手法です。
ブランドに対する評判の向上やSEO強化、提供する商材やコンテンツへの認知を広めるなどのポジティブなアプローチから、企業や提供するコンテンツへの悪評や偏見、ネット上での炎上などにアプローチし、それらのダメージを最小限に抑えたり、間違った認識の是正に繋げるなど、ネガティブな状況で対象との軋轢を避ける対応策としても活用することができます。
本記事では、日本での認知度向上や売り上げの向上を狙う海外企業が、PRを行う際にパートナーとして選ぶべき日本のPR代理店の能力や要点についてご紹介します。
提供サービスや商材によって用途や活用頻度は異なるものの、日本でマーケティング・PRの成功を目指すすべての企業はリアクティブPRを活用すべき
サービスや情報に関する情報が一人歩きし、また拡散されやすいBtoC企業は、BtoB企業と比較した場合、リアクティブPRにより注力すべきであると言えるでしょう。消費者を相手にした情報のコントロールはセンシティブで難易度も高く、できるだけ詳細な情報収集と丁寧なコミュニケーションが必要なことから、リアクティブPRは欠かすことができないものです。
では一方でBtoB企業はリアクティブPRに注力する必要がないかといえば、そんなことはありません。
近年ではパラハラや経営層の不祥事といった事案でも企業ブランドに大きな影響をもたらします。特にインフラや人命に関わる商材やサービスを扱っている企業においては、そのリスク度合いに応じたリアクティブPRをいつでも行える体制を整えておくことが重要です。
その上で日本の論調や消費者、メディアに精通したPR代理店のパートナーは必要不可欠
日本におけるPRは世界規模で見ても極めて特殊であり、他の国や地域で成功した施策が通用しないことも少なくありません。
そのため、日本においてリアクティブPRの成果を出すためには日本の論調や消費者、メディアに精通したPR代理店をパートナーとして探すことが絶対条件となります。
ですが、現在日本には200以上のPR代理店があり、その中からどのようにパートナーを選べばいいか悩む企業様も多いと思います。
以下でPR代理店を選ぶ際に考慮すべき要件をご紹介します。
リアクティブPRを依頼するPR代理店を選ぶ際に考慮すべきこと
カルチャーディファレンスへの正しい認識、及びそれに対応できるローカリゼーション能力の高さ
クライアント企業が拠点を構える国と日本とのカルチャーディファレンスを正しく認識し、その相違を解消するローカライゼーション能力の高さを考慮してPR代理店を選ぶ必要があります。
リアクティブPRに限ったことではありませんが、カルチャーディファレンスによって発信する情報や顧客への対応方法などに齟齬や不満が生じ、それらがトラブルや炎上を引き起こしてしまった事例は少なくありません、
そのため、単にカルチャーディファレンスを認識しているだけではなく、それを埋めるローカリゼーションの知見や能力を十分に備えているプロフェッショナルチームがいるPR代理店をパートナーとして選ぶことが重要です。
トレンドやリスクに対するモニタリング能力の高さ
リアクティブPRの初動であるトレンドやリスクの察知、またそれらに対する対応が遅れてしまうと、リアクティブPRの効果は半減し、期待した成果を得ることが難しくなります。
そのため、クライアントに先んじてトレンドやリスクを察知し、それらを改善するための提案をいち早く行うことのできるPR代理店をパートナーとして選ぶことが重要です。
クリエイティブな発想を反映したコンテンツクリエーション(メッセージング創出)能力の高さ
リアクティブPRにおいて、クリエイティブな発想を持ってメッセージングを創出できるPR代理店を選ぶことが大切です。
トレンドに対する情報発信やコンテンツの制作を行っても、それが消費者の心を掴めるものでなければなければまったく意味がありません。
トレンドやリスクを単にリアクティブPRの機会と捉えるに留まらず、消費者の心に一歩踏み込み、興味や関心を醸成することのできるコンテンツクリエーション能力を備えたPR代理店をパートナーとして選ぶことが望ましいと言えます。
業界、企業規模、さらにはクライアントの社内立場などを考慮した提案を行えるかどうか
クライアントの業界や企業規模、立場などを十分に考慮して寄り添った提案を行うことのできるパートナーでなければ、両社の間に軋轢が生じ、スムーズな対応を行うことが困難となります。
そのため、一般論に流されずにその時々で最善の提案を行えるプロフェッショナリズムと柔軟さを備えた代理店をパートナーに選ぶことが重要です。
また、時差などグローバル視点で考慮しなければいけない事柄に対しての考慮した提案ができるパートナーであることも大切な要素となります。
リアクティブPRに対する効果測定の基準について
リアクティブPRにおけるKPIとして以下のものを上げることができます。
・雑誌やネットニュースなどでの記事の獲得
・企業サイトなどのSEOの向上
・提供する商品やコンテンツに対する問い合せ数の向上
・事実に基づかない情報を発信するメディアや記者に対するアプローチによる情報の是正
・企業やクライアントの意向やコメントなど、必要情報が一部欠損している記事などに対する情報提供による記事の更新
・炎上の発信元であるメディアや消費者に対するアプローチによる認識の変容や事態の鎮静化
リアクティブPRに含まれるトラブル対応。実は苦手としているBtoB企業はBtoC企業に比べてとても多い
BtoB企業はBtoC企業と比べて、トラブルに対する対応を苦手としている傾向にあります。
その最も大きな要因は、普段消費者との接点がない分、炎上を経験した際に一般消費者間での情報の拡がりを予見することが困難であるという特性にあります。
そのため、リアクティブPRにおいてプロの視点を持ったPR代理店をパートナーに据え、必要なタイミングで最適のリアクティブができる体制を整えておくことが重要となってきます。
WONDERHOODSには特にBtoB企業に対する知見やノウハウの蓄積が多く、リアクティブPRにおいても効果的な提案が可能
WONDERHOODSはこれまで多くのBtoB企業に対してPRやマーケティングサービスを提供してきました。
その中で得た知見やノウハウに加え、社内にはリアクティブPRを行った経験があるプロフェッショナルチームが社内で編成されています。
BtoB企業の中でも特にメーカーや製造業、データ漏洩にリスクを抱えるIT企業様に対して効果的なリアクティブPRを提供することが可能です。
東京に拠点を構えるPR代理店であるWONDERHOODSが目指すのは「目標や課題を抱える企業が国境や文化の垣根を超えて伴走を任せられるパートナーであること」
WONDERHOODSでは、クライアント様の抱える目標や課題に対して親身に寄り添っていくことを第一に考えています。
そのためにトレンドやリスクに応じた機敏な対応、目標達成や課題解決のための柔軟なアプローチによって、精緻な成果を導き出すための的確なソリューションを提供します。
また、WONDERHOODSでは社内にコンテンツチームがあるため、質の高い動画や記事を外注することなく、スピーディーに作成することが可能です。
作成するコンテンツの中では、これまでの蓄積された経験や知見によって醸成されたクリエイティビティを発揮し、トレンドとサービスや商材を繋げることで、より大きな成果を上げることを目指しています。
クライアント様が日本にオフィスを持っていなくとも、まるで日本にオフィスがあるような安心感や、日本の地での成果を提供することで、国境や文化の垣根を超えたパートナーとして寄り添い、伴走していきます。
About us
WONDERHOODSは日本の東京と北海道に拠点を置くバイリンガルのマーケティングコミュニケーションエージェンシーです。BtoB PR、中でもソフトウェアを中心としたテクノロジーのPRを強みに持ち、外資系企業の日本進出や顧客創出、マーケティングアクティベベーションを支援しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。